おはようございます、onorichanです。
先日のこのブログ
自分が不器用だと思っていることについて触れましたが、
一つ思い当たることがあります。
利き手です。
私は左利きなのです。
日常生活を送っているとやはり私左利きだなと意識するようなことは多いです。
先ずははさみやカッター。
左利き用のものはもちろんありますが、私は幼少のころからずっと右利き用を使用してきました。
はさみもカッターも切るには切れるのですが、上手に切れないのです。
もうそこからはさみに対しての苦手意識が出ていました。
いつだったか、どの場面だったか忘れてしまったのですが
左利き用のはさみを使う機会がありました。
これで上手に切れる
と思いきや、右利き用のはさみ以上に切れない。切りにくい。
右利き用のはさみと左利き用のはさみでは刃の合わせが違います。
もう右利き用のはさみに慣れてしまっていた私。
どうやら右利き用のはさみを左で使う際の独特な角度を習得してしまっていたようで、同じ要領で左利き用のはさみを使おうとするとそれが通用しないわけです。
ここで完全にはさみ=苦手が確定します。
合わせの違いや不便さや角度は感覚で感じてしまっていたので、ちょっと説明が難しいですが、
右利きの方であれば機会があったら左利き用のはさみを右手で使用して紙が何かを切ってみていただけるとあ、そういうことねと思っていただけるかも知れません。
(お怪我にはお気をつけください)
別に切れるけど、と思われたらもうそれは私が不器用だということが確定したか、
ご自身が器用かのどちらかです。いや、ご自身が器用なのです。
話を戻します。
家庭科(裁縫)、技術も苦手。お手本を見てもうまいこといかない。
布裁ち苦手。技術なんて全体的にあんまり得意じゃない。
そりゃうまいこといかないわけです。お手本は右利き。
そして色々試行錯誤しながらするので、人よりも時間もかかっていました。
もうここで完全に自分=不器用が完成します。
そして先日のブログのような感じに行きついているわけです。
でもふと思い至ったのです。
右利き用でなんとか慣れてしまって左利き用が使えない。
そんな理由もあって右利き用のものたちだけで生活を送っている私。
息子の保育園の持ち物も小学校の持ち物、本袋や体操着袋、靴袋も私が作りました。
小学生の持ち物は2年経っていますが、まだしっかり使えています。
保育園の鞄もちょっとしたときにまだずっと使っています。
作成過程で上手に切れずにやり直したり「いーっ」となったときもありましたが、なんとか作った道具たち。
これは私の裁縫への苦手意識の払拭、とまではいきませんが、大いに自信になってくれました。
前向きに考えると
右利きの道具に囲まれて左利きの私がなんとかかんとかやれている。
これはむしろ器用なのではないのだろうか。
という風に考えるようになりました。
苦手、下手と一口に言ってしまうことでも、理由を突き詰めると何か別のことが見えてくるかも知れません。
あなたの苦手は本当は苦手ではないのかも。
ちなみに今は左利き用の動画教材なんかもあるようです。
以前は矯正されることも多かった左利き。
今はそんなことはほとんどないかと思います。
色々なことが変わりつつあります。
でも今も社会は右利き仕様が多いです。
・自分で取りにけるタイプのお店でスープを、と思い握るレードルが横口タイプ
(私はこれが一番苦手で、遭遇すると「おのれ!」と思います)
・ボールペンがインク切れじゃないのにすぐ出なくなることがある
・お膳でお箸が右向きに置いてある
・ご飯食べに行くときにどこに座ると手が当たらないかを考える
ちょっと今思いつくのはこんな感じ。
大したことではないと言えば大したことはないこともありますし、右仕様だからと言って不便ではないということももちろんありますが。
ちょっと得なこともあったりします。
・左利きなのねと会話のきっかけになることもある
・左利きなのに字がきれいなのねと褒められる
そんなにすごく上手、というわけではないと思いますが、字は昔から書くことがすきです。
割と左利き=字がそんなにきれいではないというイメージがあるようです。
そんなことはないと思いますが、ただ、褒められるので得した気分にはなります。
でもほんとはそんなイメージもなくなればいいのでしょうが。
世の中は少しずつ変化しているし、
私も今まで(ちょっと大げさに言えば)意識的でも無意識にでも試行錯誤しながら習得したものがたくさんあります。
世の中には「私にはちょっと難しい」「私にはちょっと違う」「私には不便」はたくさんあるかと思います。
ある視点では「そういうこともあるのだ」ということを理解したいし
ある視点では「そんな中でなんとか生活している私、実はすごいのでは」と思っていたい。
そう思います。
えらい長くなってしまいました。
お読みいただきありがとうございます。
おはようございますの方も
これからおやすみなさいの方も。
深呼吸して参りましょう。
今日も一日、お疲れ様です。