私は元来すごく心配性。
自分でも心配性だなと笑ってしまう一番幼少期の記憶が幼稚園時代。
遠足だったり何かその他の行事があってお弁当がいるときがあったのだけれど、
登園のときに、「もしお弁当持ってくる日が今日じゃなかったらどうしよう。体操服着てきたけれど、みんな制服着ていたらどうしよう。間違えていたらどうしよう」
と不安でいっぱいになり、どきどきしながら登園したこと。
今考えるとなんてことないことで、「あれー、間違えちゃったー!」で済む話なのだけれど、当時は不安でいっぱいだったのを覚えています。
当時不安な気持ちを親に話した記憶がないので、たぶん自分の心の中で不安を抱えていたのだと思うのですが(そしてきっと親に確認していたとしても「だいじょーぶよ!あとは行けば分かる!」で終わっていた気がする。それが悪いわけではなく)、なぜそんなに心配になっていたのか、何かきっかけがあったのか自分でも分からないのです。
今は子どもに関しては心配性なことも多いですが、昔に比べれば心の中で抱えている不安っていうものはそんなにないような気がします。
不安や心配がもしあれば外に出す術も知っています。
子育てをしている今、思い出すべき自分の歴史がたくさんあるように思います。
忘れてしまいがちなのですが、そこには自分の子へのヒントがたくさんある気がする。
まだまだ息子はちいさなちいさなおちびちゃんで、その今でさえ、「なぜ?!」と思うことがあるのだけれど、よくよく考えたら「あ、そうか、私の息子ですものね」と思い苦笑することがたくさんあります。
これからたくさんお互いに悩むことがあるのだろうけれど、
自分と夫の歴史を振り返りながら、子どもと向き合っていければいいなと思うのです。自分が子どもの頃、世界はどんな風に見えていたのか、どんなことを考えていたのか。どんな言葉が響いて、どんな言葉に傷ついていたのか。
ただ、子どもは子ども。自分は自分。違う人間。自分とも夫とも違うところがあって当たり前なことも忘れずに。
なんて言っていても、そう簡単にはいかないのが子育てなのでしょうが。
もし、息子が自分のように心配性なおちびであったのなら、安心をたくさん伝えてあげようと思います。もちろん、そうでなくても。